自己満足の怖〜い話。ネイルボランティア

老人ホームのご婦人逹にマニキュアのボランティアサービス。
10年程前、一度だけ お手伝いした事があります。
「わぁ音譜きれいね〜!」
「なんだか若返った気分よ。」
施術した50名ほどの皆さんは 自分の手をウットリ眺めては うふふって満足そうに眺めてました。
いい事したなぁ。めでたしめでたし。
…では 終わりませんよ。
上着を忘れたわたし。
ひとりで走ってお部屋に戻ったら…
さっきは にこにこ ありがとうね〜って言ってたはずの ご婦人が
「こんなもん。フンッ」
っていいながら 爪切りのヤスリ部分で即効剥がしてるの見ちゃった。
ほんとは嬉しくなかったんだね…
ボランティアではないですが、あるときセミナーでお会いしたネイルの先生も仰っていました。
「介護施設に入居した母がね、急にネイル落としてって言い出したの。どうも、他の入居者から 『都会の奥様は違うわね〜わたしら百姓とは違って綺麗なお手手ですもんね〜』って いじわる言われて 仲間はずれにされたみたいなのよ。」
女、こわい。
もちろん ボランティアの否定をしたい訳ではありません。
でもね、爪を綺麗にする事がもれなくみんなが嬉しい訳ではないし、生活に潤いをもたらすものではないんですよね。
『喜んでくれるといいな』がついつい『喜んでくれて当たり前』になってしまうと だいぶ意味が変わりますよね。
東日本大地震の後に被災された女性にボランティアでネイルアートをしたあとの幸福度を測ると 韓流イケメンアイドルに抱きしめられたよりも幸福数値が高かったと ジェルメーカーのベトロの社員の方にお聞きしたことがあります。
こうして本当に心から喜んでくださる方はたくさんいます。
でも みんなでは無いって事です。
押し付けにならないように、気をつけなくちゃ。

 

 

石本さん施術風景の写真